■補正予算案、参議院で審議中
2013年2月20日現在。先週、衆議院を通過した補正予算案は、参議院で審議中です。明日21日の首相訪米前にケリをつけたかった与党ですが、野党は応じず、補正予算案成立は来週になる見込みです。
■読売の予想の根拠は?
与党が21日採決を断念したことを報じる記事は、朝日、毎日、読売などから発信されました。
ほとんどの記事で、補正予算案の成立を「25日以降」としているなか、読売だけ「委員会採決は26日頃、本会議での採決は27日になる見通し」と、やたら細かく予想しています。
なぜ26日採決なのでしょうか。慣例によれば、衆議院で5日審議している以上、参議院でも5日審議すれば十分なはずで、採決は25日にも可能に思います。
この記事によると、「25日に行われる韓国大統領就任式に、政府が麻生太郎副総理兼財務相を派遣することを検討している」とあります。麻生財務大臣がいなくては予算委員会を開けないため、読売は26日に委員会で採決すると予想しているのかもしれません。
■読売の予想は合っているか?
ただ、麻生大臣の訪韓を他社が知らなかったとも思えないので、読売だけ26日委員会採決と書いた理由はよくわかりません。それだけでなく、委員会採決と本会議採決が別々の日になるという根拠もよくわかりません。
どの記者もだいたい読売と同じように考えていたけれど、読売以外は安全策で25日以降と書いたのでしょうか。それとも、読売だけ特別な情報源があるのでしょうか。
読売の予想が合っているか、ちょっと楽しみです。