月別アーカイブ: 2019年12月

2020年の通常国会は、補正予算の審議からはじまる


2019年12月24日現在。

あと一週間ちょいでお正月です。お正月が終わると、通常国会がはじまります。

今年発生した台風などの自然災害の対策として、政府は経済対策を行うことを決定しています。つまり、2019年度予算の補正予算が編成されます。

補正予算が編成されるということは、国会で補正予算案の審議が必要になるということです。

来年の通常国会は、補正予算案の審議を1週間程度やったあと、総理大臣の施政方針演説など政府四演説を行い、2020年度の本予算の審議に入るという日程になります。

つまり、国会冒頭の日程を補正予算の審議で消費します。補正予算の審議がない年と比較して来年度の本予算の審議は窮屈になります。


2019年、秋の臨時国会閉幕


2019年12月15日現在。

秋の臨時国会は先週9日に終了しました。

政府が提出した法案は、17本中16本が成立しました。

法案成立率は94%と高いです。この数字から、野党が「桜を見る会」の問題を国会で追及したことは失敗だったのではないかという意見を見ました。そうかもしれませんが、内閣支持率は臨時国会前と比べて下がっているようです。全く効果がなかったわけではないのでしょう。

また、「法案成立率94%」と言っても分母が17です。この臨時国会での法案提出数は例年より少ないと言われています。「94%」は、解釈が難しい数字です。

閣僚の辞任と、桜を見る会の問題とに足を取られ、本命と思われていた憲法審査会の採決ができなかったという結果は、政府与党にとって満足のいくものではないと思われます。

来年の通常国会で、憲法審査会の審査が進むのかが見どころです。


第200回臨時国会、会期末間近


■政府提出の法案、条約の承認案は、ほぼ参議院で審議中

2019年12月1日現在。

10月4日に召集された臨時国会は、今月9日に閉会します。

今国会で審議されている内閣提出法案は17本で、11本がすでに衆参で審議を終えて成立しています。残り6本のうち、5本は衆議院を通過して参議院で審議中で、1本は衆議院で審議中です。ただ、最後の1本も委員会での審議は終わっています。すぐに、すべての法案が参議院で審議入りするはずです。

あとは、条約の承認を求める議案が2本あります。2本とも参議院で審議中です。

会期末までの一週間は主戦場が参議院になりそうです。