■元与党、社民党
現存する政党で、自民党とも旧民主党とも連立を組んだことのある政党があります。それは社会民主党です。
社会民主党は、1996年に日本社会党が名称変更して発足した党です。名称変更前から日本社会党として自民党・新党さきがけと連立を組んで政権運営をしていました。名称変更前までは、日本社会党党首である村山富市委員長が首相でした。その後、1998年に連立政権から離脱しました。
そして、2009年の自民党から民主党への政権交代のときに、民主党・国民新党・社会民主党の連立政権が発足し、社会民主党は再び政権与党入りしました。しかし、2010年には普天間基地移設問題で揉めて、連立政権から離脱しました。
■自民党の連立政権と、旧民主党の連立政権で与党を経験している立憲の辻元国対委員長
いま立憲民主党の国会対策委員長をしている辻元代議士は、自民党と連立政権を組んでいた時代から社会民主党の国会議員として活動していて、2010年に社会民主党が民主党の連立政権から離脱した後に民主党に移っています。
なんだかんだ言って、入管難民法改正案が会期延長無しで先の臨時国会で成立したのは、自民党と与党として協力した経験がある辻元国対委員長と自民党の森山国対委員長 の阿吽の呼吸で 仕事をしている点にあるのではないかと思います。