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2014年度予算案、いつ採決されてもおかしくない


2014年2月27日現在。与党は、明日28日に2014年度予算案の採決をすることを目指していると報道されています。野党も28日の採決に反対しています。

28日が注目されているなか、もし、今日予算案が採決されたら驚きです。

2月は今日と明日しかない以上、何があってもおかしくありません。

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野党は2月28日採決反対で一致、正常な採決は難しい見通し


■野党は月末採決に反対

 2014年2月26日現在。昨日の衆議院予算委員会は中央公聴会が開催されました。公聴会はおよそ6時間ほど行われました。

 また、昨日は野党7党の国会対策委員長が会談し、与党が目指す予算案の2月28日採決に反対することで一致しました。与党が目指す採決予定日まで、あと3日というところで与党対野党の構図が鮮明になりました。強行採決は避けられないのではないかと思います。

 NHK NEWSWEBによると、野党7党の内訳は「民主党、日本維新の会、みんなの党、共産党、結いの党、生活の党、社民党(NHK NEWSWEB『野党 予算案の28日衆院通過反対で一致』2月25日 22時02分)」ということなので、ほぼ全野党です

■与党のみで採決を決めると強行採決に

 委員会で採決するには、原則として理事会で採決することを決定しなければなりません。そして、理事会の決定は原則、全会一致です。多数決になったり、委員長の職権で決めたりするような場合は採決を強行することになるため、「強行採決」となります。また、理事会で諮らずに、委員会で質疑している最中に質疑を終局する動議を提出し、不意打ちで採決する場合もあります。

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2014年度予算案、強行採決か?


 2014年2月25日現在。昨日の衆議院予算委員会では、首相出席の集中審議が行われました。審議時間はおよそ7時間でした。本日は、中央公聴会が開催される予定です。

 今後の予定ですが、衆議院予算委員会は分科会の開催を決定しています。分科会も、例年採決の前に行われているものです。与党は2月28日採決に向けて、着々と手を打っています。

 ただ、昨日の予算委員会で分科会設置を議題にすることは、予算委員長の職権で決められたということなので、与野党合意のものではないようです。もしかしたら、予算案の採決も、与野党の合意なしに採決する強行採決になるかもしれません。 スクリーンショット 2014 02 25 07 30 26


2/28に採決すれば与党の勝ち、それを阻止すれば野党の勝ち


 2014年2月23日現在。今週の2014年度予案の審議は、2月28日の衆議院通過を目指す与党と、それを阻止せんとする野党の戦いになると思われます。戦いといっても、予算委員会で議論が戦わされるのではありません。そういう表の戦いではなく、日程を決める裏の戦いです。

 与党は、2014年度予算案が年度内に確実に成立して4月1日から執行できるよう、今月末28日の衆議院通過を目指しています。予算案が2月28日に通過すれば、参議院の予算審議が遅れて3月31日までに採決できなくなっても、憲法の規定により衆議院の議決だけで予算を成立させることができるからです。

 一方、野党は「28日採決では、例年より審議時間が短い。例年通り80時間以上審議すべきだ」と、28日採決に反対しています。確かに、今週までの予算審議時間は、およそ52時間です。一日あたり最大7時間程度審議するとしても、28日いっぱいまで審議して80時間になるかならないかというところです(7時間×4日(公聴会を除く))。

 早ければ明日には趨勢が決まると思うので、報道を注目していきたいです。


日程予想に手応え


 2014年2月21日現在。昨日の衆議院予算委員会は、首相が出席する集中審議が行われました。審議時間は、およそ7時間でした。今日は、地方公聴会が行われる予定です。

 2014年度予算の審議日程を予想したカレンダーを作成しています。毎回、記事の下にのせているものです。予算案の衆議院通過は3月になると予想していましたが、その通りになるかどうかは微妙なところです。政府・与党の思惑通り進めば、今月末に衆議院を通過する可能性があるからです。

 ただ、平日はすべて予算審議を行うところなど、予想があたってるところも出てきたので、手応えは感じています。

 予想するのに必要な知識を、いつかまとめたいです。

2014年2月 予算審議実績と予想
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衆代表質問1
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衆代表質問2
参代表質問1
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参代表質問2
衆参予算提案理由説明
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衆補正1
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衆議院通過
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地方公聴会
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2014年3月 予算審議予想
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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


2000年の衆議院の本予算審議は異例


 2014年2月20日現在。本日の衆議院予算委員会は、首相が出席する集中審議が行われます。また、昨日は一般的質疑があり、審議時間はおよそ7時間でした。

 衆議院予算委員会の中央公聴会の25日開催が決まり、政府・与党は2014年度予算案を今月28日に衆議院通過させることに全力をあげています。

 今朝の読売朝刊によると、「28日に通過すれば実質審議入りから14日間で、00年以来14年ぶりのスピード審議となる。」とのことです。衆議院での予算審議が14日間で終わった実績はあるようですね。2000年というと、当時の総理大臣は小渕恵三さんです。与党は自民党・自由党・公明党。

 調べてみると、この年の通常国会はすごいですね。1月20日(木)に召集され、政府四演説が一週間先の1月28日(金)。2月1日(火)に衆議院予算委員会で本予算の提案理由説明が行われましたが、野党(民主党・共産党・社民党)の審議拒否にあっています。

 実質審議入りした2月3日(木)の基本的質疑も依然、野党欠席のまま進んでいます。審議拒否は、4日、7日と続き、14日に野党が出席しています。ここまで、予算委員会の開催日の間隔もあいていますし、相当異例な感じです。衆議院通過は2月29日(火)でした。

 2000年の予算審議はかなり異例だったようです。

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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


共産党、2月25日の中央公聴会開催に賛成


 2014年2月19日現在。昨日は衆議院予算委員会で一般的質疑が行われました。審議時間はおよそ5時間30分でした。

 一般的質疑の後、中央公聴会を25日開催することが議決されました。賛成したのは与党と、共産党です。

 この中央公聴会は予算案の採決の前提となると言われています。中央公聴会をやらない限り、予算案が採決されることはない、ということです。事実、昨年は衆議院予算委員会の中央公聴会の3営業日後に予算案が採決され、衆議院を通過しています。

 これで、与党としては2月末までの2014年度予算案の衆議院通過、ひいては年度内の予算案成立の道が開かれたことになります。

 25日の中央公聴会開催は、政治の日程闘争上は与党有利のものですが、なぜ共産党は賛成したのでしょうか。以下、時事ドットコムからの引用です。

共産党は「採決とセットとは考えておらず、公聴会は国民の声を聞く場だ」として賛成した。 
時事ドットコム『25日の公聴会議決=衆院予算委』2014/02/18-19:32

 共産党としては、「中央公聴会開催が採決の最終関門になるというような日程闘争には組しない。国民の声を聞く機会は尊重すべきで、反対する理由がない」という主張のようです。確かに、中央公聴会で意見を述べる公述人は、官報で公募されます。一応、国民の声を聴く体制は整っています。

 なんというか、正論としかいいようがありません。よく揶揄される「なんでも反対共産党」ではないということですね。

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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


与党、中央公聴会を2月25日に開催することを提案


 2014年2月18日現在。昨日の衆議院予算委員会では首相が出席する集中審議が行われました。審議時間はおよそ7時間でした。

 今朝の読売朝刊によると、与党は2014年度予算案の採決の前提となる中央公聴会を2月25日に開催することを提案したそうです。昨年の実績からすると、中央公聴会の3営業日後には予算案の採決をしているので、25日に中央公聴会ができれば月末の28日に採決できることになります。

 ただ、28日採決ということになると、予算案の審議入りから14日での採決という「異例のハイペース(読売)」となるため、野党が提案を受け入れるかどうかは微妙です。

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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


2014年度予算審議の状況と見通し・2/10〜2/21


 2014年2月17日現在。本日は、衆議院予算委員会で首相が出席する集中審議が行われる予定です。

 すでに、18日、19日、20日、21日と予算委員会が開かれることで与野党が合意しているので、今週は全ての平日で予算審議があることになります。

 先週の予算案の総審議時間は、およそ26時間です。今週中に50時間を突破すると思われます。このペースでいくと、来週で総審議時間が採決の目安となる70時間に達します。2月中に予算案が衆議院を通過する可能性は、まだ消えていません。

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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


年度内成立のシナリオ


 2014年2月14日現在。今日も衆議院予算委員会で2014年度予算案の審議が行われる予定です。今日からは、財務大臣と出席を要請された大臣のみが出席する一般的質疑に入ります。

 首相とすべての大臣が出席する基本的質疑が昨日終わり、今後の予算審議の予定が決まってきています。首相が出席する集中審議が17日と20日に開かれ、21日には地方公聴会が開かれます。NHK NEWSWEBなどによると、ここまでは与野党で合意しているようです。(NHK NEWSWEB『衆院予算委 21日に地方公聴会で合意』2月13日 20時44分

 少し驚いたのが、予算案の採決の前提となる中央公聴会の日程を18日に議決することを与党が提案したことです。昨年の実績だと、衆議院予算委員会理事会は2013年4月5日に中央公聴会を4営業日(?)後の4月11日に行うことを決定しています。そして、中央公聴会の3営業日後に2013年度予算案が衆議院を通過しています。もし、今年も同じような日程になるとすると、2月24日に中央公聴会、27日に衆議院通過ということもありえます。

 27日に予算案が衆議院を通過すれば、憲法60条2項により30日後の3月29日(土)には、予算案は成立します。与党がどんなに参議院で手こずっても、年度内に来年度予算が成立すること道がひらけます。

憲法60条2項
 予算について、参議院で衆議院と異なつた議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、又は参議院が、衆議院の可決した予算を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて三十日以内に、議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする。

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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。