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2014年度予算審議の状況と見通し・3/10〜3/14


 2014年3月16日現在。2014年度予算案の審議も終盤です。先週までの審議状況のまとめです。

  • 基本的質疑:3回
  • 一般質疑:3回
  • 集中審議:3回
  • 中央公聴会:1回
  • 予算委員会開催回数:10回
  • 総質疑時間(中央公聴会除く):50時間49分

 委嘱審査を含まないと、参議院予算委員会の総質疑時間は63時間程度になりそうです。

 本日付の読売新聞朝刊に、予算委員会の集中審議が昨年より減っているという記事が出ていました。減っているのは確かですが、昨年が異常に多かっただけです今年の集中審議と野田内閣の2012年度の集中審議と比べると、衆参ともに一回分少ないだけなので、普通になったというところでしょう。 20140316参議院予算審議


2014年度予算審議、参議院の審議日程出揃う


 2014年3月13日現在。政府・与党が目指す3月20日の2014年度予算案成立に向け、参議院の予算審議日程が出揃いました

■3/20までの日程がきれいに埋まった

 日程が出揃ったと思った理由は、自作の参議院の予算審議日程を記載したカレンダーで、3月20日までの予定がすべて埋まったからです。以下が決まっている予定を掲載したカレンダーです。

20140313参議院予算審議

 政府・与党が目指している3月20日までびっちり埋まりました。ちなみに、カレンダー中の「委嘱審査」は、衆議院の「分科会」のようなものです。参議院のそれぞれの委員会で担当している省庁の予算を審議します。

 3月20日に採決と仮定すると、ほぼ衆議院と同じ日程になることになります。首相が出席する集中審議は4回で、衆議院と同じです。集中審議の回数を衆参で同じにする慣例があるのかもしれません。


日切れ法案審議の影響で予算審議の時間は短くなる?


 2014年3月12日現在。昨日の参議院予算委員会は一般質疑が行われました。審議時間は1時間35分でした。いままでと比べると、一日の審議時間が少ないです。昨日は、他の委員会で大臣の所信表明が行われていたため、審議時間が短くなったものと思われます。

 以下は民主党の松原国対委員長の記者会見での発言です。

国会日程については、衆院は先週から参院予算委員会の合間を縫って日切れ法案(年度末で失効する時限立法の期限を延長する法案など)等の審議に入っていると報告。拙速な審議は避け、しっかりと質疑時間を確保し、充実した審議を求めていくとした。

『東日本大震災から3周年「復興に全力で取り組んでいく」 記者会見で松原国対委員長 – 民主党』

 「合間を縫って」と言っても、一日中予算委員会を開いていたら、予算委員会に出席している大臣の答弁が必要な委員会では審議ができません。今週、来週は、予算委員会が開かれたとしても、審議時間が5時間以下の日が続くかもしれません。

20140311参議院予算審議


2014年度予算審議の状況と見通し・3/3〜3/7


 2014年3月9日現在。2014年度予算案の審議の場は参議院に移りました。先週の審議状況のまとめです。

  • 基本的質疑:3回
  • 一般質疑:2回
  • 予算委員会開催回数:5回
  • 総質疑時間:30時間42分

■集中審議がまだない

 先週は、基本的質疑があったからか、首相出席の集中審議は行われませんでした。今週に2回位集中審議があるんじゃないかと思います。

■日切れ法案審議による影響はあるか

 よくわからないのは、日切れ法案の審議が始まったことで、予算審議に影響が出るかどうかです。もしかしたら、想定される採決日である20日までのあいだに、予算委員会が開かれない平日があるかもしれません。

■参議院は七掛けは事実か

 中央公聴会の開催を議決したのが、衆議院では6回めの予算審議であったのにたいして、参議院では4回めの予算審議でした。参議院の審議は衆議院の七掛けと言われますが、中央公聴会の開催決定までの審議回数は確かに七掛けでしたね。

 もし、予算委員会開催回数も七掛けだとすると、参議院では9回か10回くらいしか審議しないことになるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。

20140309参議院予算審議


参議院予算委員会、中央公聴会開催を全会一致で決定


■2014年度予算は3月中旬までに成立か

 2014年3月7日現在。昨日、参議院予算委員会は3月13日に中央公聴会を開催することを全会一致で議決しました。これで、3月20日までに2014年度予算が成立する可能性が高まってきました

■衆議院では中央公聴会開催に反対があった

 それにしても、衆議院で予算審議をしていた時は6日目の審議で中央公聴会を決めるのにも野党の反対(共産党は賛成)があったのに、参議院では4日目の審議なのに全会一致です。野党の方針が変わったのでしょうか。

 現在の予想スケジュールは以下になります。 20140307参院予算審議


野党共闘はうまくいっていない


 2014年3月6日現在。衆議院に圧倒的な野党第一党が存在しないことで、野党共闘は困難になっています。

 時事通信で、以下の報道がでました。

みんなの党の山内康一国対委員長は5日、民主党の松原仁国対委員長と国会内で会い、日本維新の会と結いの党が衆院で統一会派を組む可能性が取り沙汰されていることに関し、「仮に統一会派ができた場合には野党の国会対策協議の枠組みから外すべきだ」と述べ、維新と結いをけん制した。

『時事ドットコム:維新・結いの会派統一をけん制=みんな』

 国会運営の与野党協議は、与党第一党と野党第一党で行うことが原則になっています。野党第一党は野党をまとめることが前提の仕組みです。

 しかし、衆議院では野党第一党の民主党と第二党の日本維新の会の議席差がわずかであるため、うまく動いていません。

 みんなの党にしても、与党に協力する姿勢をみせており、対決姿勢を示している民主党と共同歩調をとるところが少ないです。

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参議院での予算審議スタート


 2014年3月4日現在。昨日の参議院予算委員会では、首相をはじめ全閣僚出席の基本的質疑が行われました。参議院での予算審議のスタートです。参議院インターネット審議中継の審議収録時間はおよそ7時間でした。

 今後の予算審議はどうなるでしょうか。衆議院と参議院では野党の構成が違うため、衆議院と同じ展開になるかどうかはわかりません。参議院では、民主党が押しも押されもせぬ野党第一党です。ですから、参議院では民主党主導の野党共闘が実現しやすいのではないかと思います。

20140304審議実績


参議院予算委員会の2014年度予算審議予想


 2014年3月3日現在。本日から、参議院予算委員会で2014年度予算案の審議が始まります。NHK NEWSWEBによれば、与党は今月20日までに予算案を参議院で可決・成立させたい考えだそうです。以下、NHKからの引用です。

予算案は、憲法の規定で、仮に参議院で議決されなくても今月末に成立しますが、与党側は、来月の消費税率引き上げによる景気の落ち込みを最小限に抑えるためにも、今月20日までに成立させたいとしています。

『参院予算委 新年度予算案実質審議入りへ NHKニュース』

 与党の目論見どおり20日に採決し、平日すべてで参議院予算委員会が開かれた場合、スケジュールは以下のようになります。最大、衆議院と同じ14日間での採決ということになります。

20130303審議予想


2014年度予算案、衆議院予算委員会審議実績まとめ


 2014年3月2日現在。2014年度予算案の衆議院予算委員会での審議実績をデータで振り返ってみましょう。

    衆議院予算委員会 2014年度予算案審議実績

  • 基本的質疑:3回
  • 一般質疑:3回
  • 集中審議:4回
  • 地方公聴会:1回
  • 中央公聴会:1回
  • 分科会:1回
  • 締めくくり質疑、討論、採決:1回
  • 予算委員会開催回数:14回
  • 基本的質疑・一般質疑・集中審議・締めくくり質疑の総質疑時間:70時間
  • 総質疑時間にしめる集中審議の比率:40%(28時間/70時間)

 2014年3月1日付読売新聞朝刊によれば、予算委員会開催回数は、予算審議が現在の形式になった2000年とならび最短です。

 また、同じく読売新聞によれば、基本的質疑・一般質疑・集中審議・締めくくり質疑の総質疑時間は、現制度になって3番めに短いものになりました。ちなみに、最短は2007年(第一次安倍内閣)の66時間30分(15日間)。次点は2010年(鳩山内閣)の69時間10分(17日間)。

 ただ、総質疑時間にしめる集中審議の比率は40%と、昨年の46%に続き依然として高いです(2013年4月11日付読売新聞朝刊によれば、2009年は23%(16時間55分)、2010年は24%(16時間30分)、2011年は29%(24時間30分)、2012年は38%(34時間))。
201402予算審議実績


内閣改造の報道が出たのは、与党議員に国会運営を頑張らせるため


■2014年度予算案、衆議院通過

 2014年3月1日現在。予算案のスピード可決は、国会で野党との折衝をしている与党議員に多大な負担を与えているのではないでしょうか。先月末から内閣改造(大臣の交代)が取り沙汰されているのは、国会の日程調整に関わっている与党議員のやる気を出すために官邸から出た情報だと思っています。

 昨日、2月28日に2014年度予算案が衆議院本会議で可決されました。予算案は参議院に送付され、憲法の規定により2013年度内に成立することが確実になりました。歳出総額は95兆8823億円で、昨年の92兆6115億円から3兆2708億円増えました。伸び率にして3.5%の増加です。

■政府の日程で、予算審議が窮屈に

 安倍首相の外遊を優先したこともあり、今国会の開会は1月末にずれ込みました。今年の予算審議が14日間という異例の短さになったのは、国会の開会が遅れたにも関わらず2月末の衆議院通過を目指したことが原因のひとつです。

 政府の都合でスケジュールが厳しくなって、与党が汗をかいて間に合わせている格好です。国会審議の現場の議員には、かなりストレスがたまっているのではないでしょうか。昨年の臨時国会で成立した、特定秘密法案の審議も同じような形で審議スケジュールが厳しくなっていて、与党から政府に注文がついています。

■内閣改造で不満を抑える

 その不満を抑えるための内閣改造です。今国会で頑張って政府案をスケジュール通り成立させれば、大臣になれるかもしれないのです。頑張りがいがあります。

 政界ものの読み物で、内閣改造が首相の切り札のひとつのように描かれていた意味がやっとわかってきました。いままでは、経験と知識を蓄積するためになるべく大臣を交代させないほうがいいんじゃないかと思っていたんですよね。

 ですが、大臣だけで行政が動くわけではなく、行政だけで政治が動くわけではありません。国会を通さなければいけないのです。その国会で頑張る議員を処遇するためには、内閣改造が必要なのです。