予算委員会とは


 2012年11月12日現在。臨時国会(会期末11月30日)は残り18日です。本日12日は衆議院で予算委員会が開かれる予定です。予算委員会は広く国内外の課題を議論することができるので、野田首相と野党議員の活発なやりとりが期待されます。

 そもそも、国会の委員会はそれぞれ話し合えることが決まっていて、その委員会の所管と関係ない課題を扱うことはできません。農林水産委員会で警察官の定員について話したりはできないのです。

 では、予算委員会はなぜ色々な課題を扱えるのでしょうか。それは、この世にある課題を解決しようとするとき、予算措置が必要ないものはないからです。課題について検討するだけでも、人員を割き、資料収集や報告書作成、有識者の話を聞く場合は有識者への報酬などにお金が必要です。課題を解決するだけでなく、解決策を考えるだけでもお金がいるのです。

 予算案を作成するのは政府で、国会ではありません。ですから、政府が見逃している課題があったら、国会としてはそれを指摘し、政府に対策を立てさせる必要があります。そのための場が予算委員会なのです。したがって、扱える話題を制限しては役割を果たせない恐れがあります。

 そういうわけで、予算委員会ではどんな話題でも持ち出せることになっています。

Posted from するぷろ for iPhone.


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください