生徒会のような生徒自治機構には、2つの機関が必要でした。「議決機関」と「執行機関」です。今回は、「議決機関」について考えてみます。
さて、「議決機関」はどの学校にも2つ以上あります。ひとつは、全校生徒が一同に会する「生徒総会」などと呼ばれるもの。もうひとつは、各学級の代表者によって構成される「評議員会」などと呼ばれるものです。なぜ2つあるのでしょうか?
本来は、すべてのものごとについて全校生徒で決めたほうがよいように思います。誰でも意見したり、質問したりすることができるし、「生徒総会」出された提案に対する賛否に自分が直接関わることができるからです。
しかし、予算案や規約の改廃のような重大かつ頻度が少ない案件はともかく、日常的な活動のような細かく頻度が多い案件について毎回全校生徒が集まるのは大変ですし、時間もかかります。そのため、そのような活動については各学級の代表者が集まる「評議員会」で対応したほうが、人数が少なく集まりやすいため適しているのです。
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