2014年2月19日現在。昨日は衆議院予算委員会で一般的質疑が行われました。審議時間はおよそ5時間30分でした。
一般的質疑の後、中央公聴会を25日開催することが議決されました。賛成したのは与党と、共産党です。
この中央公聴会は予算案の採決の前提となると言われています。中央公聴会をやらない限り、予算案が採決されることはない、ということです。事実、昨年は衆議院予算委員会の中央公聴会の3営業日後に予算案が採決され、衆議院を通過しています。
これで、与党としては2月末までの2014年度予算案の衆議院通過、ひいては年度内の予算案成立の道が開かれたことになります。
25日の中央公聴会開催は、政治の日程闘争上は与党有利のものですが、なぜ共産党は賛成したのでしょうか。以下、時事ドットコムからの引用です。
共産党は「採決とセットとは考えておらず、公聴会は国民の声を聞く場だ」として賛成した。
(時事ドットコム『25日の公聴会議決=衆院予算委』2014/02/18-19:32)
共産党としては、「中央公聴会開催が採決の最終関門になるというような日程闘争には組しない。国民の声を聞く機会は尊重すべきで、反対する理由がない」という主張のようです。確かに、中央公聴会で意見を述べる公述人は、官報で公募されます。一応、国民の声を聴く体制は整っています。
なんというか、正論としかいいようがありません。よく揶揄される「なんでも反対共産党」ではないということですね。
2014年2月 予算審議実績と予想 |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
26 |
27 |
28 衆代表質問1 |
29 衆代表質問2 参代表質問1 |
30 参代表質問2 衆参予算提案理由説明 |
31 衆補正1 |
1 |
2
|
3 衆補正2 |
4 衆補正3 衆議院通過 |
5 参補正1 |
6 参補正2採決 |
7 参予集中審議 |
8 |
9
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10 衆本予算1 7時間11分 |
11
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12 衆本予算2 7時間14分 |
13 衆本予算3 7時間16分 |
14 衆本予算4 5時間21分 |
15 |
16
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17 衆本予算5 7時間13分 |
18 衆本予算6 5時間40分 |
19 衆本予算7 |
20 衆本予算8 |
21 衆本予算9 地方公聴会 |
22 G20 |
23 G20 |
24 衆本予算10 |
25 衆本予算11 中央公聴会 |
26 衆本予算12 |
27 衆本予算13 |
28 衆本予算14 |
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2014年3月 予算審議予想 |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
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1
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2
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3 衆本予算15 |
4 衆本予算16 |
5 衆本予算17 |
6 衆本予算18 採決 |
7 参本予算1 |
8 |
9
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10 参本予算2 |
11 参本予算3 |
12 参本予算4 |
13 参本予算5 |
14 参本予算6 |
15 |
16
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17 参本予算7
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18 参本予算8 |
19 参本予算9 |
20 参本予算10 |
21 |
22
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23
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24 参本予算11 |
25 参本予算12 |
26 参本予算13 採決 |
27 |
28 |
29 |
30
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31 |
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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。