第186回国会(常会)」カテゴリーアーカイブ

審議時間の調べ方


 2014年2月13日現在。首相とすべての大臣が出席する基本的質疑の3日目です。昨年と本予算の採決までに開かれる予算委員会の数が同じならば、衆議院通過までにあと15回開かれる必要があります。

 実際は、回数や日数よりも総審議時間を採決の目安にしています。ですが、総審議時間を計るには、会議録の開始時刻と中断時刻、再開時刻と終了時刻を自分で計算するしかありません。また、会議録はすぐ出てくるものではありません。ですから、私は総審議時間を目安にすることを諦めていました。

 ところが、衆議院インターネット審議中継を見れば、審議時間が計算するまでもなく掲載されていることがわかりました。しかも、前日の審議がすぐに確認できます。

 正確には審議時間ではなく収録時間ですが、目安にはなります。しばらく、このサイトの情報で審議時間を計測していこうと思います。

2014年2月 予算審議実績と予想
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衆代表質問1
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衆代表質問2
参代表質問1
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参代表質問2
衆参予算提案理由説明
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衆補正1
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衆議院通過
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参補正2採決
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衆本予算1
7時間11分
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7時間14分
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衆本予算3
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衆本予算4
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衆本予算5

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衆本予算6
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衆本予算8
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衆本予算10
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衆本予算11
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衆本予算12
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衆本予算14
 

 

2014年3月 予算審議予想
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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


政府法案の提出期限は3月14日?


 2014年2月12日現在。本日は衆議院予算委員会で、首相とすべての大臣が出席する基本的質疑の2日目です。

 今朝の読売朝刊に気になるところがありました。教育委員会制度改革について、政府と与党の考えに溝があるため、協議が進んでいないという記事です。その中に、「政府法案の事実上の提出期限となる3月14日までの閣議決定は、難しい情勢となってきた。」というものがありました。

 なぜ、3月14日が政府法案の事実上の提出期限なのかがよくわかりません。3月14日は金曜日です。金曜日というと閣議の定例日です。閣議は、火曜日と金曜日が定例日になっています。それくらいしか、3月14日に関して思うところはありません。

 記事の本文をさらっと確認した限りでは、3月14日の理由が書いてなかったように見えました。私が見落としたのでしょうか。それとも常識なのでしょうか。ともかく、調べてみないとわかりません。

2014年2月 予算審議実績と予想
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2014年3月 予算審議予想
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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


読売「政府・与党は2/28に本予算を衆議院通過させたい考え」


 2014年2月11日現在。昨日、いよいよ2014年度予算案の実質的な審議が始まりました。

 今朝の読売新聞朝刊に、2000年以降の通常国会冒頭で補正予算を審議した場合の、当初予算(本予算)審議の開始日と成立日をまとめた表が出ていました。こういうデータを新聞が出してくれると非常に助かります。

 読売の表をみると、今年の日程に一番近いのは2007年度予算の審議日程です。実質審議入りが2007年2月9日で、成立が3月26日となっています。私が来年度予算案で想定しているスケジュールとほぼ同じです。

 同じく読売朝刊によると、政府・与党は今月28日に本予算を衆議院通過させたい考えだそうです。28日に衆議院を通過すれば、憲法の規定で3月末までに本予算が成立することが確実になるからです。

 ただ、そうなると衆議院予算委員会の開催日数が昨年の18日を20%以上割り込むことになります。あくまで目標だと思われますが、衆議院の方が参議院に比べて野党勢力が混沌としているので、衆議院で勝負をかけてくる可能性もあるかもしれません。

2014年2月 予算審議実績と予想
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*この表の前提:1.衆議院の審議は前年度と同じく18日程度行われる。2.参議院の審議は衆議院の7掛けの13日程度行われる。3.平日はすべて審議する。4.予算案の委員会の採決日は両院の本会議定例日で、その日のうちに本会議で緊急上程される。


集中審議のあと一般的質疑にうつる場合がある


 2014年2月10日現在。今日から衆議院予算委員会で2014年度予算案の基本的質疑が始まります。

 基本的質疑の特徴は、首相をはじめ、全ての大臣が出席することです。これは、大臣に対する質問があろうとなかろうと、出席することになっています。

 この基本的質疑が終わると、一般的質疑が始まります。一般的質疑は、財務大臣と出席を要求された大臣だけが出席します。首相は出席しません。

 この一般的質疑の合間に、首相が出席する集中審議が行われます。1日の予算審議のうち、最初に集中審議をしてから首相が退席し、一般的質疑に移ったりします。

 昨年は、集中審議だけで必ず1日分の予算委員会が使われてしまうと思っていました。ですので、予算審議がどれだけ進んでいるのかよくわかりませんでした。

 今年も、予算審議について新しいことがわかるといいと思います。国会のスケジュール感を身につけることが、展開を予想するために必要だからです。

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2/10から本予算審議始まる


 2014年2月8日現在。時事通信によると、2014年度予算、本予算の審議が来週10日から始まります(時事ドットコム『14年度予算案、10日審議入り=衆院』2014/02/07-11:45)。10日・12日・13日と首相とすべての大臣が出席する基本的質疑を行います。

 昨日は参議院予算委員会で集中審議が行われました。この集中審議、ちょっと異例なものだったようです。時事通信は以下のように報じています。

集中審議は通常、予算案採決の前提として野党が求めるが、今回は2013年度補正予算成立の翌日に設定され、首相の出発にも影響しない午前中の質疑となった。与党に押し切られた形の民主党は「他の野党が採決前の実施にこだわらなかったため、自分たちだけ抵抗するわけにもいかなかった」(参院幹部)と説明する。
時事ドットコム『安倍首相外遊、国会に縛られず=野党分断策が奏功』2014/02/07-21:36

 与党は、首相が出席する集中審議をするかわりに、採決を前倒しし、首相がロシアに出発する前の補正予算成立を確実にしたわけです。やはり、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」が解消されたからか、昨年よりも与党が国会運営をリードしている様子がうかがえます。

 たんだん、「首相を国会に呼べば勝ち。呼べなければ負け。」という考え方では、政府・与党に対抗するのが難しくなってきているのかもしれません。もし、首相の国会出席を少なくする改革が成ったら、野党はどのように国会対策をしていけばいいのでしょうか。

 本予算の審議が10日から始まるということで、ぎりぎり年度内に本予算が成立するペースを保っています。

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なぜ、補正予算成立後に集中審議なのか


 2014年2月7日現在。昨日6日、参議院予算委員会は2013年度補正予算案を可決。つづいて参議院本会議でも補正予算案は可決され、2013年度補正予算は成立しました。

 参議院予算委員会は今日、首相出席のもと集中審議を行います。衆議院では補正予算の採決前に行ったのですが、参議院では採決後になります。てっきり、2014年度予算案審議前に参議院予算委員会の集中審議はないと思っていました。

 なんでこの日程になったのでしょうか。安倍首相は今日の午後、ソチオリンピックの開会式に出席するため、羽田空港を出発する予定です。もし、今日採決するとなると、どうしても本会議は午後になります。そうなると首相は本会議に出席できません。おそらく、予算案の採決時に首相が本会議を欠席することが許されないため、昨日採決、今日集中審議という日程になったのだと思います。集中審議だけなら、3時間程度で終わることもあるからです。

 本日付の日経新聞朝刊によると、2014年度予算案―本予算の審議は来週10日から始めることで衆議院予算委員会の与野党筆頭理事が合意したそうです。筆頭理事というのは委員会の運営を与野党で調整する担当者で、与党と野党からひとりずつ選ばれます。

 以上をふまえると、2月のカレンダーは以下のようになります。

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松原国対委員長「来週から2014年度予算の審議始まる」


 2014年2月6日現在。本日、参議院予算委員会で2013年度補正予算案が可決され、夜の参議院本会議で議題となり、与党の賛成で可決・成立する見込みです。昨日5日付の参議院公報で、6日に本会議を開くことが記載されているので、ほぼ確実です。

 さて、2014年度予算案―本予算の審議は来週から始まるようです。民主党によると、民主党の衆議院の国会対策役員・理事合同会議で松原国会対策委員長が「来週からはいよいよ2014年度予算の審議が始まる。まさにこれからが戦いの本番。一強多弱と言われるなか、他の野党と連携をとりながら暴走する自民・公明両党をどのように食い止めるかを含め、きちんと国民世論に訴え、国民に対する説明責任を果たせる国会を確立していきたい。皆さんのご協力をお願いしたい」と述べたそうです(民主党広報委員会『「国民への説明責任を果たせる国会を確立していきたい」 国会対策役員・理事合同会議で松原国対委員長』)。

 国会対策委員長は国会の役員ではありませんが、政党において国会運営の要となる役職です。国対委員長が国会の日程をいちばんよく知っている人と言っていいです。さらに、民主党は衆参で野党第一党であるため、他の野党とくらべて優先的に与党と交渉できます。

 与党側の動きとしては、来週の月曜日から衆議院予算委員会で本予算の審議をすることを与党が提案しているという報道がありました。与党と野党第一党が「来週から2014年度予算を審議する」と言っているわけですから、よほどのことが起こらないかぎり、本予算の審議は来週から行われます。私のカレンダーも、まだ大幅な修正は必要なさそうです。

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補正予算案、衆議院通過―与党は2/10から本予算審議を提案


 2014年2月5日現在。昨日4日、衆議院予算委員会は2013年度補正予算案を可決しました。夜に開かれた衆議院本会議は、補正予算案を緊急上程し、これもまた与党の賛成により可決しました。今日からは参議院予算委員会での審議が始まります。

 補正予算案は6日にも参議院で可決され成立する見込みです。こうなると、そろそろ2014年度予算案、本予算の審議日程が気になってきます。

 昨年度は暫定予算が組まれました。年末の政権交代による予算編成の遅れや、衆議院と参議院で多数派が違うねじれ国会のため、3月末までに本予算が成立しなかったからです。成立どころか、衆議院すら通過していない状態でした。

 今年度は昨年度とは状況が違うので、3月末までに成立しなければ与党の国会運営がまずかったということになります。与党は、2月10日から衆議院で本予算の審議に入りたいという提案をしています(NHK NEWSWEB『安倍首相「96条改正すべき必要性訴えたい」』2月4日 12時19分)。カレンダーをみると、与党の提案は2月を目一杯つかって予算審議をする意思を示していることがわかります。

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 このカレンダーは2月の平日をすべて予算審議につぎ込んだ場合を表していますが、実際にここまでできるかはわかりません。

 ですが、例年の予算審議の実績を考えると、これくらいしなくては本予算の年度内成立はおぼつきません。スケジュール上しょうがないのです。


補正予算案6日成立?―与党ペースの国会審議


 2014年2月4日現在。衆議院で審議されている2013年度補正予算案は、今夜衆議院を通過し、6日にも成立すると報じられています。NHK NEWSWEBによれば、与野党合意のもとでの決定とのことですので、衆議院3日、参議院2日の日程は異例なことではないようです(NHK NEWSWEB『今年度補正予算案 6日に成立の見通し』2月4日 4時00分)。

 この報道を踏まえると、予算審議のスケジュールは以下のようになります。

2014年2月
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 参議院で採決が予定されている6日は木曜日で、参議院本会議の定例日ではありません。定例日でなくても本会議を開けるのは知っていましたが、思ったより野党の抵抗がありませんでした。報道で目にしたのは「参議院でも集中審議を1回やるべきだ」という主張くらいです(NHK NEWSWEB『補正予算案巡り与野党の駆け引き続く』2月3日 5時13分)。見えないところで熾烈な争いがあったのでしょうか。

 今回の日程は、安倍首相がソチオリンピック開会式に出発するのが7日であるために組まれた日程です。首相のオリンピック開会式出席という大義の前には、あまり反対もできなかったのでしょうか。さすがに、野党も単に譲歩しただけでなく、2014年度予算案―本予算の審議の進め方についてなんらかの注文をつけているはずです。

 それにしても、首相の訪米前に補正予算が成立するかしないかでもめながら、野党の要望を汲んで衆参5日ずつ補正予算審議をした昨年とはえらい違いです。今のところ、国会審議は与党ペースで進んでいます。


緊急上程の意義


 2014年2月3日現在。衆議院と参議院の意思を決定する本会議には、定例日があります。衆議院は火・木・金。参議院は月・水・金。政治日程を考える際には、本会議がどのタイミングにくるかを考慮に入れないといけません。

 一昨日出した以下のカレンダーは、衆参の本会議の定例日を考慮にいれたものになっています。1年以上やってきて、やっと定例日を意識したカレンダーができました。

2014年2月
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 衆議院での2013年度補正予算の採決予想日は火曜日。参議院での採決予想日が金曜日。どちらも定例日です。

 補正予算の審議日程の相場を3日程度と想定すると、衆議院本会議で補正予算が採決される日になって、やっと予算委員会で補正予算を採決することになります。本会議の議題は前日に発表されることになっているため、採決日当日の本会議の議題に2013年度補正予算案は入らないことになります。予算委員会で採決されていないから当然です。

 議題になっていないものを審議したり採決することができないのが、国会審議の原則です。このままでは補正予算案を採決できるのは、木曜日か金曜日になってしまいます。ここで、その日のうちに委員会で採決した案件を本会議の議題に載せる、上程するためにとられるのが「緊急上程」という方法です。

【参考】衆議院規則
第百八条 会議を開こうとするときは、議長は、予め議事日程を定めてこれを議院に報告する。
第百九条 議事日程には、開議の日時及び会議に付する案件並びにその順序を記載する。
第百十条 議事日程は、衆議院公報に記載し、且つ、官報にこれを掲載し、各議員に配付する。