静かな開会式と賑やかな施政方針演説


■開会式と本会議の傍聴券を手に入れた

 2014年1月26日現在。24日に行われた国会の開会式と衆議院本会議を傍聴してきました。衆議院議員牧島かれん事務所のご厚意により実現しました。特に、開会式は滅多に参観できないので、ものすごい幸運に恵まれました。

■静かな緊張感の開会式

 まず開会式。会場は参議院の本会議場です。1月の国会だからか、着物を着た議員が何人かいました。議場に入場した議員たちのざわめきは、まるで休み明けの教室のようです。

 定刻が近づくにつれ、ざわめきがおさまり、かわりに何とも言えない緊張感に包まれていきます。

 定刻。演壇に向かって左側の扉が開き、衆議院議長の先導で天皇陛下が入場されます。 扉が開くやいなや、議員全員が起立します。同時に、傍聴人も衛視に促され起立します。

 議場に入場された陛下は、ゆっくりと演壇の後ろにある階段を登られ、お席につかれます。陛下がお席につかれると、衆議院議長の式辞がありました。次のフレーズが心に残っています。

 憲法の規定に基づき、国会は内閣総理大臣の指名により行政権を創出し、内閣は内政、外交を処理する行政権の行使について、主権者たる国民の負託を受けた国会に対し連帯して責任を負っています。

『衆議院-トピックス|第186回国会開会式』

そして、陛下のお言葉がありました。

 本日、第百八十六回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。
 国会が、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、永年にわたり、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。
 ここに、国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

『衆議院-トピックス|第186回国会開会式』

 時間にして10分ほどでしたが、恐ろしい緊張感でした。張り詰めた空気というものを、初めて実感した気がします

■ざわざわと野次も飛ぶ施政方針演説

 開会式が終わり、いったん参議院の通用口から出たあと、すぐに衆議院へ。

 議場のざわめきは、先程と同じです。首相が入場すると議場から拍手が起こります。つられて拍手しそうになりますが、我慢です。傍聴人は拍手を禁じられています。周りの人が拍手してたら拍手することになれているので、意外と自制心がいります。

 議長が入場すると議員全員が起立します。今度は傍聴人は起立しません。議長は、開会式では紋付きだったのですが、背広に着替えていました。

 いよいよ首相の施政方針演説です。昨年亡くなったネルソン・マンデラ元南アフリカ共和国大統領の言葉の引用から、演説は始まりました。「よし!」とか「そうだ!」という呼び声をかける議員がいたり、首相を批判する声がでたり、思っていたとおりの議会の光景がみれました

 安倍首相の施政方針演説の間、議席を見渡してみると、傍聴席からみて右端の方に結いの党の江田代表とみんなの党の渡辺代表が、みんなの党の浅尾幹事長を挟んで議席についていました。なんとも居心地がわるそうです。生活の党の小沢代表の姿もありました。じっと目を閉じていたのが印象的でした。

■甘利大臣は元気そう

 首相の演説の後は、岸田外務大臣の外交演説、麻生財務大臣の財政演説、そして甘利経済担当大臣の経済演説がありました。甘利大臣は昨年舌癌の手術をしたと聞いていたので、大丈夫かなと思っていたのですが、心配は無用でした。よく通る、いい声で演説をしていました。私は競技かるたをやっているのですが、神奈川県の競技かるたの初心者大会に甘利さんの名前を冠した大会があるので、親近感があります。

■国会は本当にあった

 実際に本会議を傍聴してみて、国会というものが確かに存在することを改めて実感しました。首相が政府を代表して演説し、議員がそれを聞いたうえで質問する(24日は演説だけで、質問は来週からですが)。国会を中心に、意思決定がされていくその一端を目撃しました。とてもいい経験になりました。

 牧島かれん事務所のみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。


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