特例公債法案、衆議院で審議入り


 2012年11月8日現在。臨時国会(会期末11月30日)は残り22日です。昨日11月7日に衆議院の議院運営委員会理事会が開かれ、与野党理事の全会一致により、本日8日に衆議院本会議で予算執行に必要な特例公債法案の趣旨説明が行われることが決定しました。メディアでは、この本会議で趣旨説明が行われることをもって、「特例公債法案の審議入り」としているようです。

 本会議で城島財務相の趣旨説明と、それに対する各党の質疑を終えると、特例公債法案は財務金融委員会に付託され、委員会で審査する準備が整うことになります。

 NHKのこの記事「民主 赤字国債法案9日審議を提案」によれば、民主党は、財務金融委員会の定例日である明日9日金曜日に、法案審査の第一段階である城島財務相による委員会での法案の趣旨説明と、第二段階である趣旨説明に対する質疑をいっぺんに終えることを野党に提案しているようです。

 通常、委員会での趣旨説明とその質疑は、それぞれ一日ずつかけてやるのが慣例なので、この提案を野党が受け入れるとすると、野党はかなり本気で特例公債法案の早期成立に協力するつもりであると言えます。さらに、定例日でない、明後日10日土曜日に委員会を開いて委員会審査の最終段階である採決まで持っていくとしたら、野党の協力姿勢は相当なものです。

 ただ、このNHKの記事は昨日の21時14分投稿で、それ以降に情勢が変わっている可能性があります。ですが、それ以降に書かれたと思われる新聞の朝刊にも、13日火曜日に衆議院通過と書かれています。衆議院通過とは、衆議院の本会議で法案が可決されることです。10日に財務金融委員会を開かないにしても、13日に委員会で採決し、続いて本会議でも採決するところまで持っていくだろうというのが、8日朝時点の大方の見方であると言えるでしょう。

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