リーダーの2つのタイプ


 政治のリーダーには2つのタイプがあるように思います。ひとつは、自身の信念が支持されて選ばれたリーダー。もうひとつは、周囲の代表的な意見を実現すべく選ばれたリーダーです。

 前者と後者では、支持集団からの制約の度合が異なります。信念が支持されたリーダーは、とにかく自分の信念を貫けばいいので、支持集団の制約はあまりありません。制約はないわけではありません。今までの信念と違ったことをしてはならないからです。しかし、信念がぶれていない間は、リーダー自身が制約を意識しなくてもいいので、制約はなきに等しいものになります。

 対して、周囲の意見を実現するために選ばれたリーダーは、常に支持集団の意向に左右されます。まず支持集団ありきなので、自分で決められることはほとんどないかもしれません。しかも、支持集団内で意見が変わった場合は、リーダーも変わった意見に引きずられることになります。そうしなければ、即リーダーの座を追われるからです。

 この2つのタイプは、リーダーというものの役割として共存しているものです。完全にどちらかのタイプであると言えることはないかもしれません。ひとつのものを別々の見方でみているだけだからです。

 しかし、リーダーと、支持者の意識としては明確にわかれています。リーダー当人は、「自分の信念が支持されているから自分が動けば周りがついてくる」と思っていて、支持する人たちは「自分たちの意見を代表する人間にすぎないから、好き勝手は許さない」と思っている場合が多いかもしれません。

 この2つの見方は、リーダーの立場や支持者の立場で考えるときの出発点になるものです。

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