今週から法案審議が始まる:第203回国会


 2020年11月8日現在。先週の国会では、衆参の予算委員会で総理大臣とすべての閣僚が出席する基本的質疑が行われました。菅総理は、自身が総理大臣となって初めての一問一答形式の質疑にのぞみました。

 今週からは法案審議が始まります。報道によると、11月10日に新型コロナウイルスのワクチン確保に関する内容の「予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案」の趣旨説明が衆議院本会議で行われる予定とのことです。この法案は、趣旨説明後に委員会に付託されて実質的が審議が始まることになります。

 また、NHKの記事によると、イギリスとの間で結んだ条約の承認を求める議案の趣旨説明を、11月12日に衆議院本会議で行うことを与党が提案しているとのことです。

 議案の審議は委員会で行うのが基本ですが、重要な内容の議案については本会議で趣旨説明と質疑をしてから委員会で審議を始めます。重要な内容のものは審議する委員会のメンバーだけでなく、すべての議員が聞いたほうがいいからです。

 他の法案としては、前の国会で成立を断念した種苗法改正案があります。この法案については、野党である立憲民主党の党内で賛否について対応が割れているとの報道があり、立憲民主党内での調整がついてから審議が始まることになるかもしれません。

第203回臨時国会のスケジュール実績と予想
第203回臨時国会のスケジュール実績と予想

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